こんにちは。今月からダイエットを始めたはる雨です。
まだ初めて1週間ちょっとなので身体の変化はほとんどない状況だけど、過去のダイエットの失敗談をここに記すことで、同じ過ちを繰り返さないよう自分に言い聞かせようと思います。
目次
1. 宅トレブームに便乗しダイエット開始
2020年。多くの人がおうち時間を過ごすようになり、空前の「宅トレブーム」「ダイエットブーム」が巻き起こった。
YouTubeにトレーニング動画やダイエット関連が溢れ、あらゆるダイエット情報を入手できるようになり、運動嫌いでトレーニングとは無縁だった私も便乗してダイエットを開始。
当時、格闘技をよく見ていたこともあって、「引き締まった身体って美しいな!いいな!」という憧れの気持ちでダイエットを始めたのでした。(格闘家さんは引き締まっているというよりムキムキだけど)
宅トレの祖である 竹脇まりなさんの動画をメインに、毎日お腹の肉を震わせながらトレーニングに励んで、あすけんで摂取カロリーや栄養素を計算して、飲酒も制限して......。
最初は無理のない範囲でできていたと思う。そしてけっこう楽しかったし、健康的な生活だった。
2. 変化の少ないダイエット序盤に焦りを覚える
人の身体とは不思議なもので、急な変化を嫌う。太るときはためらいなく太るのに、痩せるのには慎重になる、厄介なもの。
それまで食べたいだけ食べて運動もせずにいたのに、突然カロリー消費が増えて、更に入ってくるカロリーも少なくなってくると身体は危機感を覚えるのか、現状維持をしようとするらしい。
ダイエットって最初の2ヶ月くらい、あんまり動きがないと思うのはきっと私だけではないはず......。
当時のダイエットでも序盤2ヶ月に思ったような成果が得られなくて、落ち込むというより焦りを覚えてしまった。なぜならその時も周りに「ダイエット宣言」をしてしまっていたから。
「ダイエットしてるって言ってたけど、あまり痩せてなくない?」
と思われるのが怖かった。自分の体は自分のものだから、そんなの気にする必要ないのに。
焦るとだいたい、物事は良くない方向に行く。このころから私のダイエットは雲行きが怪しくなっていった。
3. エスカレートしていく食事制限
思ったように痩せられないことに半ば苛立ちをも覚え、当初より宅トレ時間や強度を増やして毎日どこかしらが筋肉痛、といった状態で過ごしていた。
でも宅トレで消費できるカロリーってそんなに多くはないので、今度は "とにかく摂取カロリーを抑えなければ" という思いがエスカレートしていき、最終的には一日1,000kcal、主食(もち麦ご飯)100gまでに抑えるといった、「あなたは何を目指してますの?」みたいな食生活をしていた。
当然、髪の毛はパサパサだしお肌も乾燥でガサガサ。無茶苦茶にもほどがある。
このやり方で数字的に痩せはしたけど、もちろん筋肉はぜんぜん付かないし、単に摂取カロリー不足と糖質不足でゲッソリしただけだったように思う。
健康体になりたくてダイエットしていたはずが、気づけば不健康に......。
常に空腹状態で暇があれば「あれ食べたい、これ食べたい」ばかり考えていたし、はっきり言って異常な状態。心も不健康だった。
4. 間違った「チートデー」の乱用
当然ながらこんな食生活が長く続くはずもなく。2ヶ月(ダイエット開始から4ヶ月)ほど経ったころ、いつものようにYouTubeでダイエット動画を漁っていた時に、あるワードを目にする。
「チートデー」
本来は「なんでも好きなだけ食べてOK!」というわけではなく、摂取する糖質量やカロリーも計算した上で行うもの。
ボディビル大会に出る人などが、厳しい減量に抗う体に対して "計算された適切な" カロリーと栄養を送り込むことで「ちゃんとエネルギーが入ってくる!ということはまだ減量してもOK!」と体に思わせる行為。のはずが、
「普段はダイエット中で食事制限をしているから、たまには好きなものを好きなだけ食べよう!」
みたいなカジュアルな感じで「チートデー」という言葉を使って無計画に爆食をする動画がたくさんある。
この頃にはすでに目標体重近くまで痩せていたし、特に体重の停滞を気にすることもなかったけど、そういう動画を見て「私もたまには好きなだけ食べていいんだ」と思い爆食する日を設けてしまった。
最初は2週間に1日、朝からスーパーやコンビニで食べたいものを買い漁り、一日中むさぼり食べていた。
我慢していた大好きなハンバーガーやインスタント麺、スナック菓子、菓子パンを一日中食べ続けて、お酒も飲んで、極限まで抑え込んでいた欲が解放されたことに、妙な気持よさを覚えた。
エネルギー不足の状態だったからなのか、こうして爆食をしても、次の日からまたダイエット生活に戻れば太らなかった。
そうすると今度は「あ、爆食しても太らないんだ」と都合よく考えてしまい、チートデーの頻度は週一に。
そして週一のチートデーでもまた一週間でカロリーを厳しく制限し沢山動けば "体重を戻せる" ことを覚え、次は週2日に増えていった。
5. 食欲が暴走し、ダイエット終了
週に2日、しかも2日間連続で爆食をすれば当然その分体重は増えるし、それを一週間足らずで戻すのはしんどくなる。
しんどいから更に食事制限をキツくすると、脳は「食べたい信号」を強く出し続けることになる。
「食べたらダメ」という無意味な禁制により、異常なほどの「食べたい」欲を生み出してしまったのだ。
食べたい、食べたい、食べたい......!
食欲がモンスター化し、歯止めが効かなくなる。これが、必要以上に食事制限をした代償。
爆食日以外の日に食事制限をするのが徐々に苦しくなって、普通の食事に戻っていく。そうなるとまるで魔法が解けたかのように元々嫌いだった運動をすることも辛くなり、ダイエット前の生活に逆戻り。
私のダイエットは半年ほどで、心身ともに不健康な状態で終了となった。
私の身長での標準体重が55kgほどであるのに対し最終的に47kgまで痩せたけど、こんなふうに心も不健康になったし、頭だけデカくて見栄えの悪いスタイルになったし、いいことがなかった。
ちなみに、生理も止まったし、まだ20代だったのに白髪が増えた。(※後に体重の戻りとともに改善)
みんながみんな私と同じ状態になるとは限らないけど、「必要以上に」「無理な」食事制限は、体も心も壊してしまうということを記しておきたい。
それこそボディビルの大会に出るとか、格闘技の試合に出るとか、結婚式を控えているとか、特別な理由や目的がなければ短期間に大幅な減量をするべきではないし、そんなやり方を続けると体を痛めつけてしまう。
単なるダイエット目的なら時間をかけてじっくりと、自分にとって無理のない範囲で取り組むことで、結果的に確実な成果を得られるのだと思う。
あの時の私は、無理な食事制限や、もともと運動嫌いなのにハードなトレーニングを続けたことで大きな反動の波に耐えられなくなったけど、楽しく続けられるペースで取り組んでいたら、もっと違う結果になってたのではないか。
またダイエットを開始した今、改めてあの時の失敗を思い出し、同じ失敗は繰り返さないことをここで誓おう。
今回のダイエットに関しては、この記事をご覧ください↓